中国に行った時の話 その2(広州→珠海・澳門編)

 前回の続きです。
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 2ヶ月前に中国南方航空の往復16kのチケットで広州・珠海・澳門・香港に行ったときの話その2です。今回は主に、2日目の移動などについて書いていきます。
 2日目の移動は、広州のホテルからスタートして广州南で高速鉄道に乗車して珠海まで行き澳門よりも相場が安い珠海側でホテルでCIを済ませて夜はカジノをする為に国境を越えて澳門へ入国し、ギリギリまで遊んでから珠海へ戻って来るというものでした。

广珠城际铁路 广州南→珠海

 高速鉄道、所謂日本で言う新幹線ですね。
 昼頃までThe Ritz-Carltonで風呂に入ったりとダラダラ過ごしながらその日の夜の宿をどこにするか、今後の行程をどうするか話していました。旅行前に色々と話してはいたのですが当日までホテルは決めていなかったのです。私は最初、深圳に行こうと話していましたが深圳・香港だと特に観光もしない、目的もない私たちにとっては時間を持て余すことになります。友人が「澳門(マカオ)に行こう」と言うので澳門に行くことに。ただ、澳門の宿は中国本土に比べると非常に高いです。日本よりも高いかも。どうせ翌日香港に行くなら珠海でもいいよねという話と珠海の相場は安いので珠海で宿を取ることに。
 珠海という街は澳門より少し上に位置しており国境があります。国境を越えるとすぐに澳門

 広州南までは地下鉄で移動し、広州南で切符を購入します。インターネットでも購入できるそうですが、よくわからなかったので受付で買うことに。意外と本数がないことと指定席を買うということで時間に余裕を見て来ないとダメです。恐らく、インターネットで購入できればもっとスムーズ。人も多く、切符売り場は長蛇の列。数十分並びました。値段は日本の新幹線に比べるとかなり安かったです。購入手続をしている時に操作をしているモニタが見えたのですが、懐かしの全体的に青い・・・Windows XPっぽいモニタでした。きっとアルティメットXPでしょう。独自にアップデートされてそうだなあと。
 購入を済ませるとパスポートと切符を見せて入場した後に再びパスポートと切符を見せて荷物検査がありました。この兼ね合いで日本のようにギリギリで行動すると乗れないでしょう。荷物検査を終えると、空港のように広い待合席・飲食店が並んでいるエリアに出ます。出発まで時間があったので昼食を済ませて珠海行きの高速鉄道を待ちました。
 時間が近づき、また切符を見せてからホームへと降ります。高速鉄道の車両がずらりと綺麗に並んでるところを見てまたもや感動。
 珠海までは1時間半ちょっとだったでしょうか。私たちは昼寝をして珠海に到着するのを待ちました。車窓も田舎風景が続いてるだけであまり面白みはありませんでした。
 珠海へ到着するとザ・終点といった形の駅のホームを後にして私たちはタクシー乗り場へと向かいました。
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Hyatt Place Zhuhai Jinshi(珠海金石凯悦嘉轩酒店)に宿泊

 最初に書いた通り、澳門は高いという理由で珠海で宿を探していて最終的にここに決定。ヒルトンという候補もありましたが、ヒルトンは3日目に泊まる為、こちらに。3人1部屋朝食ビュッフェ付で1.3万行かなかったぐらい。LINEトラベル経由で予約。エキストラベッドのご用意が残念ながらなかった為、じゃんけんで負けた私がソファで寝ることになりました。中は綺麗でしたが、高級ホテルとは言ってもそこまでランクが高い訳ではないこととビジホっぽいハイアットもあるらしく?(詳しくない)珠海のハイアットはビジホみたいな感じでした。出来たのは最近のようで室内禁煙、内装は綺麗でしたけどね。
 ホテルまでの移動は駅前のタクシー乗り場からタクシーに乗って移動。距離は10km程ありますが日本円で1,000円行くかいかないかぐらい。
 朝食は、ビジホよりは良いけどまあよくあるビュッフェ。卵焼きとかは作ってくれるしジュースも自分で作れたような。
 中心部から少し離れている為、国境まで行くタクシーを拾うのが大変でした。結局、Uberみたいなアプリでタクシーではなく一般の人を呼んでそれで国境の方まで移動した記憶。
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拱北口岸 珠海→澳門 (国境)

 中国と澳門出入国検査場です。抜けるのに30分以上かかりました。人が多い。珠海駅からは近いので徒歩でも行けそう。私たちは一度ホテルに貴重品以外の荷物を置いてから車で国境付近まで来たので徒歩だとどれぐらいかかるかは不明。多分そんなにかからん。多分。
 中国の出国手続きを済ませてから澳門への入国となります。日本に住んでいると陸路で国境を越える機会がなかなかないので新鮮。2年ほど前に香港から深圳に入国する時に陸路で入国しているので陸路入国は今回が初ではありませんでした。
 中国出国後澳門入国前のエリアでは免税品が購入できます。私は煙草を1箱購入。セブンスターが1箱200円しないぐらい。
 尚、この辺の写真撮影は禁止されているところが多いです。その為、写真を撮っていると思われるような行動はしない方が良さそう。場合によっては携帯電話の中身を見られることもあるそうなのでいらぬ行動はしない方が身の為。


澳門へ入国してバスでカジノができるホテルへ

 入国してすぐに雰囲気が変わります。珠海は広州なんかに比べるとそこまで発展しているようには見えませんでしたが、澳門はギラッギラしています。大きなビルやイルミネーションに圧倒されて気分を高ぶらせながら入国してすぐのところにあるバスターミナルからバスに乗車。バスに乗車して10分ほどでホテルに到着しました。

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 入国してすぐに私は友人らにこう言いました。「カジノで日本円で1万円以上買ったらその人の奢りで晩飯食おうや」まさか自分が奢る羽目になるとは.......
 カジノをやりにきたというよりは、雰囲気を愉しみに来たという方が正しく、ギャンブルの内容はなんでも良かったので単価が安そうなスロットを選択。ポーカーやルーレットが一番楽しめるのでしょうけれども、そこまでお金は突っ込みたくなかった。
 私たち3人ともが若く見えたのでしょう。カジノに入場する前にパスポートを見せるよう求められました。
 予算をあらかじめ決めてからスロットを回しました。結果的に言うと私だけ調子良く勝って日本円にして2万円程プラスに。21時も過ぎてイミグレ(出入国検査)の門限もある為、カジノを撤退して夕食を食うことに。ホテル内の適当なレストランで肉やらビールを私のプラスになったお金で食べました。プラスになったお金は全て飛びました。
 カジノ内にある喫煙所で煙草を吸っていると勝ったか負けたかみたいな話が飛び交っており、私も聞かれました。あまり中国語が喋れない為、簡単に返して終了。
 もう少しカジノやりたかったなあという思いを胸に澳門の夜の街を後にして珠海のハイアットへと帰りました。
※写真は撮影禁止エリアより手前です。入場エリアより先の撮影は禁止されています。
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澳門という街、繁体字簡体字について。

 澳門は、1999年までポルトガル領でした。香港はイギリス領。この影響で現在は特別行政区となっています。この辺は中学までの歴史の授業で出てくると思いますが、現地に行くとそれがよく分かります。
 香港と澳門は使われる漢字が中国本土と異なります。伝統的な画数の多い漢字を繁体字と呼びますが、現在この漢字が使われているのは香港、澳門、台湾です。中国本土では、これらを簡略化した簡体字が使われています。日本も独自に簡略化を行った為、繁体字の文化圏に行くと日本で言う旧字をよく見ます。「國(国)」とか「廣(まだれに黃)」とか。「広」という漢字は、繁体字では「廣」、簡体字では「广」。
 幼少期に少し書道をしていたこともあってかこの辺の文字の作りとかは見ていて面白いです。中国独自の簡略化された文字と日本独自に簡略化された文字で同じものもありますが、ほとんどが別のルートを歩んでいるので簡体字は読めなかったりします。街中を歩いているとだいたい意味は理解できてきます。中華圏は外国語なのに意味がだいたい分かるのでなんとかなるかなあと。

 次回で最後かな。